マイクロ流体チップ

当社の特許取得済みマイクロ流体チップシステムであるCreoptix WAVEchipは、Creoptix WAVEsystem用に独自に設計されています。WAVEchipの革新的な設計では、すべてのマイクロ流体を(デバイスコア内ではなく)使い捨てカートリッジに統合し、チップの近くにマイクロバルブを配置する代わりに、大口径の標準バルブを装置の下流に配置しています。

右(R): WAVEchipの断面図。マイクロ流体チップの近くにマイクロバルブを配置するのではなく、下流バルブを配置することにより、使い捨てカートリッジに組み込まれたマイクロ流体を示します。

WAVEchipのマイクロ流体カートリッジには、4つの並列フローセルが含まれています。 

通常、バルク効果を考慮するための参照として1つのフローセルが使用されます。この参照セルでは、リガンドが固定化されていないか、参照リガンドが固定化されていません。 

4チャネルWAVEdeltaシステムでは、参照チャネルを自由に設定できます。2チャネルシステムでは、各実験にフローセルは2つしか使用できませんが、参照チャネルの選択は自由です。

この設計により、超高速移行が可能になります。つまり、弱い結合フラグメントを150分で分析し、10 s-1のオフレートを信頼性の高い方法で測定できます。カートリッジは内蔵型で使い捨て設計により、汚染を防ぎ、サンプルを保護し、より信頼性の高いデータが保証されます。

Creoptix WAVEsystemの目詰まり防止技術と組み合わせて、WAVEchipの化学薬品に優しいカートリッジ設計により、市場に出回っているマイクロ流体チップの中で最も幅広いサンプル互換性を実現します。実際、このレベルの互換性は通常、プレートベースのアッセイでのみ可能です。

特に、WAVEchipsは、高濃度のDMSO、アセトニトリル、その他の強い有機溶剤、および粘性洗剤と互換性があります。これにより、膜タンパク質の可溶化と精製条件を調べることができます。WAVEchipsは、100%の血清、血漿、細胞上清、粗サンプル、病原性粒子、ウイルス様粒子、最大1,000nmの大きな粒子もサポートできます。

ビデオでWAVEsystemの動作をご覧ください。