粉末(金属)積層造形アプリケーション
マルバーン・パナリティカルでは粉末(金属)造形に関する原料等の分析を行う装置をご用意しています。ここでは、粒子画像およびラマン分光分析装置、粉体流動性測定装置、レーザ回折式粒子径分布測定装置、卓上型XRF装置による測定事例をご紹介します。
- 粒子画像およびラマン分光分析装置 モフォロギ4シリーズによる粒子径・粒子形状測定事例
- 粉体流動性分析装置 パウダーレオメータFT4によるBFE分析等
- レーザ回折式粒子径分布測定装置 マスターサイザー3000による原料粉末の粒子径分布
- 卓上型XRF装置 Epsilon1による MONEL合金のレファレンスフリー分析
粒子画像およびラマン分光分析装置 モフォロギ4シリーズによる粒子径・粒子形状測定事例
粒子画像およびラマン分光分析装置 モフォロギ4シリーズは、全自動で粒子径と粒子形状を測定することができます。また、ラマン分光機能を加えたモフォロギ4-IDは、粒子径と粒子形状情報に加え、化学情報(ラマンスペクトル)を取得します。
- 数万個以上の粒子画像で統計解析
- 形状・微粉の差を見逃しません
- 高画質なのに、使いやすい分析装置
<アトマイズ粉の形状比較>
<リサイクル粉の微粉検出>
<スキャッタグラム解析>
<形状・径による定量分析>
粉体流動性分析装置 パウダーレオメータFT4によるBFE分析等
粉体流動性分析装置パウダーレオメーターFT4は、測定前の粉体サンプルをそのままの状態で測定します。せん断応力や壁面摩擦などの測定項目が豊富で、粉体の流動性評価を再現よく数値化します。ここでは、使用済みの粉と未使用の粉の分析を行いました。
<BFE分析によるリサイクル分析>
使用済み粉(25%)+未使用粉75%≒未使用粉(100%)
定量的に未使用粉のブレンド比率を算出しました。
粉体流動性測定装置パウダーレオメーター FT4を利用することで、実際の粉体流体挙動を数値化、リサイクルや未使用粉の差異も定量が可能になります。
レーザ回折式粒子径分布測定装置 マスターサイザー3000による原料粉末の粒子径分布
マルバーン・パナリティカルのレーザ回折式粒子径分布測定装置マスターサイザー3000は、測定範囲は0.01-3500μmという幅広い測定レンジを実現した粒度分布測定装置です。以下は原料粉末の粒子径分布を確認しました。2種類のサプライヤからの原料の確認試験、狭い分布でも分解能高く差異がわかります。
<原料粉末の確認>
<マスターサイザー3000のソフトウェア機能>
トレンドプロット 光学特性最適化機能
- 研究をアシストする高度な機能
- 粒子径データのCSV出力など柔軟なデータエキスポ―ト機能
- ソフトウェアの共有化が可能
- 共有装置に最適なSOPビルダ
卓上型XRF装置 Epsilon1による MONEL合金のレファレンスフリー分析など
卓上型XRF装置Epsilon1シリーズは、コンパクトで使いやすいPC一体型の蛍光X線分析装置です。Epsilon1により、クロスコンタミネーションの解析や粉末の品質保証を行えます。ここでは、Epsilon1を使った、MONEL合金の分析と検量線測定の事例をご紹介します。
<MONEL合金のレファレンスフリー分析>
<検量線測定>
NiFeCo合金中のアルミ検出
- スペクトルの観察機能
- 検量線作成機能
- 定量値の出力(CSVなど)可能
- 強度値の出力も可能
アルミニウムピーク
検量線例