MicroCal PEAQ-ITC
すべての結合パラメータを高感度で測定。
- 測定
-
Label-free analysis
Binding affinity
- Temperature range
- 2°C to 80°C
- Sample throughput
- 8 per 8h day to 12per 8h day
- 技術
-
Isothermal Titration Calorimetry (ITC)
Microcal ITC等温滴定型カロリメーターは生体分子の相互作用を幅広く調べるために用いられます。 そのアプリケーション幅は、ドラッグデザインから、シグナル伝達経路の理解と制御などの基礎研究まで多岐にわたります。 これらのシステムはただ1つの測定で、溶液中における結合親和性と熱力学のパラメータをダイレクト、かつノンラベルで測定します。 これらのシステムは高感度で、サンプル消費量が少ないです。また、自動化のオプションがあるため、実際に操作する時間を最小限にできます。 装置を選択できることで、MicroCal ITCカロリメーターは今日における生命化学研究室からの多様で厳しい要求に確実に応えることができます。
さらに、創薬開発のターゲットである酵素活性評価では、ミカエリス・メンテンのメカニズムを有する酵素反応のKmおよびKcatをITCで求めることができます。一般的な酵素活性測定は標識試薬を用いることが多いですが、ITCでは酵素と基質(±阻害剤)の反応を熱量変化として検出するため、 標識が不要で、溶液中でより自然に近い測定条件下、且つリアルタイムで酵素反応をモニターできます。また、温度が制御された環境下で測定されるため、高い精度、および再現性を有しています。
MicroCal PEAQ-ITCの特徴
弊社で取り扱っているITC(等温滴定型カロリメーター)には溶液の充填、洗浄を手動で行うマニュアルタイプ(MicroCal PEAQ-ITC)と、それらを自動で行うオートサンプラーを搭載したオートメーションタイプ(MicroCal PEAQ-ITC Automated)があります。パフォーマンス、再現性、セル容量は同等ですが、サンプル数が少ない研究施設ではマニュアルタイプのPEAQ-ITCをお勧めします。 MicroCal PEAQ-ITC Automatedは多くのサ
ンプルをスクリーニングする研究施設にお勧めします。
どちらの装置もMicroCal PEAQ-ITCソフトウェアによって操作します。このソフトウェアには、以下の特徴がございます。
クオリティの高いデータの取得に重要な洗浄機能が向上
動画にしたがって誰でも簡単に測定が可能
シミュレーションによる実験デザイン・妥当性評価・最適化がより便利に
1ステップで完了するライセンスフリーのMicroCalオリジナルの解析ソフトウェア
アプリケーション事例
溶液中の様々な分子間相互作用解析(タンパク質―タンパク質 タンパク質―低分子 低分子―低分子など)― ()
Biophysical characterization of epigenetic protein interactions with chromatin using Isothermal Titration Calorimetry(https://www.malvernpanalytical.com/jp/learn/knowledge-center/whitepapers/WP160505-Epigenetics-ITC)
医薬品の設計デザイン― の、アッセイ開発からリード分子最適化のアプリケーションによる創薬への役割()
Fragment Based Drug Discovery (FBDD)― におけるの多様なアプリケーション()
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酵素カイネティクス― によるキナーゼ阻害税のメカニズムの解析()
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界面活性剤の臨界ミセル濃度(CMC)取得― ()