D12インライン試料分散機

粗粒および高固体含量用インライン分散機です。

D12試料分散機は、プロセスから抽出された材料をサンプリング、希釈、および分散すると同時に、Parsumインライン測定プローブを使用した正確な粒度分布および速度測定用にそれらを供給します。 これにより、造粒システムなどの高固体含量のプロセスで、粗粒の信頼性の高い粒子径測定を確実に行えます。

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概要

D12インライン分散機は、あらゆるParsumプローブに簡単に組み込むことができ、圧縮空気を使用して吸引を行い、プロセス内で粒子をサンプリングします。 試料は、Parsumプローブを使用した粒子径、粒度分布および速度測定が行えるように希釈されてから分散されます。 バックフラッシュ機能により、付着しやすい粉体の場合でも、材料が蓄積するのが防止され、プロセスでの連続動作が可能になります。

  • 長期運転を可能にするための、付着防止用バックフラッシュ機能
  • 2系統エアーサプライによる良好なサンプル分散により、信頼性の高い測定が可能。
  • 清掃およびメンテナンスが簡単。

動作

D12分散機は、高フローレートでの粗粒の流れにおいてParsumプローブによる信頼性の高い正確な粒度分布測定を保証します。 エアーを使用して、混合物を連続して希釈し、プロセスから得られる試料を移送します。 エアーは 3 つの別々の吸入口を通して取り込まれ、よく混合された試料が測定ゾーンを最適に流れるようにします。 バックフラッシュにより、物質が分散機内に蓄積するのを防ぎ、信頼性のある稼働を長期にわたって提供します。

稼働には2チャネルの空気供給装置が必要です。 プローブはプロセス内で粒子をサンプリングするための8mmの開口部を備えていて、設置には85mmの開口部が必要です。

仕様

Parsumインライン測定プローブとともに使用する分散機。

システム

粒子サイズ 50µm~6mm
測定開口部 8mm
微粉割合 低~中程度
アプリケーション 粗い粒子および高固体負荷
空気フロー l/ 分 最大30L/分、用途によって異なる

使用環境

温度 -10 ~ 100℃
湿度 35 ~ 80%(結露なきこと)