LNPベクター分析における課題の克服 キーとなるツール、テクニックと考察について

LNPを評価したいのですが、どのような評価ができるかわからないんです、、、

ロット間で何か違いがあるようなのですが、何が違うかわからないんです、、、

このようなお悩みをお持ちの方は、是非このLNPベクター分析のeBookをご覧ください。

物性評価の観点から、DLS、ELS、SECそしてDSCがどのようにワークするか、技術バックグランドも併せてご確認いただけます!

目次

  • 第1章 LNPのサイズ、多分散性、濃度の特性評価
    • サイズ
    • 多分散性
    • 濃度
    • セクション概要
  • 第2章 ベクター表面の特性評価
    • 表面電荷の測定:電気泳動光散乱(ELS)
    • セクション概要
  • 第3章 LNPベクター組成の理解(治療ペイロードの定量化)
    • インライン検出器付きSEC: LNPペイロードの定量化のための重要なツール
    • セクション要約
  • 第4章 ベクターの熱安定性を調べる
    • 示差走査型カロリメータ―(DSC)による熱安定性の測定
    • DSCを使用する際の主な注意点
    • セクション概要
  • 適切な分析ツールによるLNPベクターの最適な特性評価

はじめに

脂質ナノ粒子(LNP)は、遺伝子疾患からがんまで、さまざまな困難な病態の治療、治癒、予防に大きな可能性を秘めています。

これらのベクターは、RNAのような治療用薬物の効率的な送達を可能にします。また、ウイルスベクターの製造と異なり、無細胞の生産プロセスを用いて製造することができるため、迅速なスケールアップが可能です。

しかし一方、LNP療法はその構造の複雑さから、開発、製造における分析が難しいという課題があります。LNPの安定性を評価するためには、様々な重要特性を正確に測定し、慎重にコントロールしなければなりません。

また、製品設計、生産プロセスの最適化、およびリリース仕様を指示し、情報提供しなければなりません。

続きはeBookをご覧ください。