マスターサイザー3000のご紹介
マスターサイザー3000のご紹介
このページでは、レーザ回折式粒子径分布測定装置 マスターサイザー3000について、代表的な機能・特徴をご紹介します。
マスターサイザー3000は0.01μm~3500μmまでの広い領域の粒子径分布測定を短時間で簡便に実施することのできる装置で、幅広い業界で「粒度分布計」として使用されています。
粉末・スラリー、造粒品、高比重などお手持ちのサンプルの状況に合わせて分散ユニットを選択し、最適な状態で測定部に送り込み、赤色レーザ・青色レーザ2本のレーザと最適な場所に配置された検出系でそれぞれの散乱パターンを読み取り、短時間で粒子径分布を算出します。
■ 乾式測定
分散不要!粉の状態のまま、粒子径分布を測定することが出来ます。
乾式測定ではサンプルに分散させるための空気をあてて一次粒子化し、測定部に送り込みます。
マスターサイザー300での乾式測定の最大の特徴は、分散圧力を分析サンプルに合わせて設定できるところです。
ダマになっているサンプルには強い分散圧を、一部の造粒品のような脆い粒子には、空気圧で粒子を破壊しないように弱い分散圧をというように、細かく設定を合わせこんでいくことが出来ます。また、合わせた条件をSOPファイルとして保存すれば、2度目からはファイルを読み出してすぐに同じ条件での測定ができるようになります。
■ 高濃度測定
希釈したくないサンプルをお持ちの方に朗報です!粒子径分布測定に必須だった「薄く希釈」を回避できる、ペーストセルをご用意しました。
■ 微量測定
サンプルが少量しかない、分析に使用する量をできるだけ少なくしたい方向けに、微量でもしっかりと安定して測定ができる、微量測定ユニットHydro SVをご用意しています。
■ 屈折率設定
レーザ回折式の粒度分布計では、屈折率の入力が必須になります。
特に50μm以下の粒子については、屈折率の設定によって、粒度分布が変わる恐れがあるため注意をするよう、ISO13320:2020にも記載されています。屈折率の入力値はサンプルの種類や表面の状態によって変わってくるので、その設定はサンプルの前処理分散と同様にレーザ回折での粒度分布測定の要と言えます。
マスターサイザー3000ではこの屈折率の設定が最適化できるよう、ソフトウエアで確認ができるようになっています。
マルバーン・パナリティカルは粉体工業展で屈折率の設定に関してのセミナーを行います。是非ご参加ください! あなたの粒子の屈折率&吸収率の決め方は適切ですか?その最適化手法のご紹介と応用例
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■ Data Integrity対応
製薬メーカー様で分析装置の管理に厳しい条件が求められます。
マスターサイザーは業界トップクラスのData Integrity対応となっており、多くの製薬メーカー様にお使いいただいています。
◆ 製品ユーザの皆様へ ◆
■ 個別相談会
マルバーン・パナリティカルではマスターサイザーシリーズのユーザ様を対象に、個別相談会を定期的に開催しています。集合研修では聞きにくい自社特有サンプルの質問や、実サンプルやデータを見てもらってディスカッションしたい、といったユーザ様のご要望にお応えします。
相談会は、様々なサンプル分析の経験を持つ、弊社アプリケーションエンジニアがお応えします。長らくお悩みの内容もすぐに解決できる可能性がございます。
ご出張の難しい昨今の状況を踏まえて、データのディスカッションはオンライン会議の形式での対応もしておりますので、ご希望の方は、下記サイトより日程・場所をご確認の上、お申込ください。
■ ユーザ様対象研修会
原理や測定のコツを半日でコンパクトに学べるユーザ様対象の研修会も年に1回以上のペースで開催しています。
装置担当者以外の方でも、これから装置を使う方、決められた測定はしているがどういう仕組みかを知りたい方、作業はしないが上がってきたデータを読み解く必要のある方もご参加可能です。
研修会は不定期開催です。満席となるケースも多いので、開催情報をいち早く手に入れたい方は、是非、弊社ウェブ会員ならびにメールマガジンにご登録*ください。
*2段階認証方式となっていますので、ご注意ください
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