第40回 日本DDS学会学術集会ランチョンセミナー

LNP開発・製造における多角的物性評価と自動化ソリューション

この度、第40回 日本DDS学会学術集会にて、ランチョンセンナ―「LNP開発・製造における多角的物性評価と自動化ソリューション」を開催することとなりましたので、ご案内をさせていただきます。

ランチョンセミナーについて

タイトル:LNP開発・製造における多角的物性評価と自動化ソリューション
スピーカー:マルバーン・パナリティカル プロダクト・スペシャリスト 松尾亮太郎

脂質ナノ粒子(LNP)は、遺伝疾患からがんまで、さまざまな困難な病態の治療、治癒、予防に大きな可能性を秘めています。これらのベクターは、RNAのような治療用薬物の効率的な送達を可能にします。また、ウイルスベクターの製造と異なり、無細胞の生産プロセスを用いて製造することができるため、迅速なスケールアップが可能です。 しかし一方、LNP療法はその構造の複雑さから、開発、製造における分析が難しいことが課題です。LNPの安定性を評価するためには、さまざまな重要特性を正確に測定し慎重にコントロールしなければなりません。また、製品設計、生産プロセスの最適化、およびリリース仕様を指示し、情報提供もしなければなりません。
モノクローナル抗体療法など、従来の治療法の特性を特徴付けるために使用されてきたこれまでの伝統的な手法は、新しいLNPベースの治療法の複雑さや開発のペースには適していないことがしばしばあります。そのため早急に、従来の手法を補完する横断的・多面的な評価法を組み合わせた分析パッケージが求められています。
本セミナーでは、LNPのキーとなる、サイズ、多分散性、濃度、表面電荷、治療用薬物情報などを評価する分析機器(DLS/MADLS、NTA/PTA、ELS、SEC-SLS)の測定原理や測定事例の紹介をします。また分析機器に求められている機能である自動化、無人化のために新しく開発したアクセサリーのSample Assistantについても紹介します。Sample Assistantを用いることで、煩わしかったDLS測定時のサンプル交換が自動になり、装置の稼働率向上や他の業務に時間を使えることによるオペレーターの生産性が向上します。

第40回 日本DDS学会学術集会、参加方法について

  • 日時:
    ランチョンセミナー:2024年7月11日(木)12:30~13:30  
    学術集会:2024年7月9日(火)~11日(木)※弊社は期間中、企業展示を行います。ぜひお立ち寄りください。
  • 場所:つくば国際会議場
  • 年会への参加等、詳細については学術集会WEBページへ ▶コチラ 

弊社出展内容

マルバーン・パナリティカルでは、LNP製造・開発における分析手法を複数取り揃え、多面的な分析をサポート、また自動化による省力化をご提案しております。
弊社の企業展示ブースではランチョンセミナーでご説明させていただいた装置、また、ゼータサイザーのサンプル交換の自動化アクセサリ「サンプル・アシスタント」の実機をご覧いただけます。学会においでの際は、ぜひブースにお越しください。

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ゼータサイザー

ゼータサイザーサンプルアシスタント