Wall ColmonoyがMorphologi 4に投資

Wall Colmonoyは、航空宇宙、自動車、石油・ガス、鉱業、エネルギー、およびその他の産業に、表面仕上げ製品のColmonoy®と Wallex®およびろう付け製品のNicrobraz®、精密鋳造、コーティング、工学部品を製造し提供している世界トップレベルの材料工学の企業グループです。 ミシガン州マディソン・ハイツに本社を置くWall Colmonoyは、1938年に冶金学の名前を基に設立されました。米国内にいくつかの拠点があり、欧州本社はイギリスのスウォンジーにあります。
 
Wall Colmonoyは、スウォンジーのポントアルダウエ施設で500種類を超えるさまざまな金属粉末製品を製造しており、レーザー回折、化学分析、レオメトリー、光学顕微鏡法、および電子顕微鏡など、自社の粉末の特性評価に使用する包括的な分析装置一式を備えています。 同社は近年、積層製造に進出しました。この分野では、粒子サイズや粒子形状などの粉体特性が非常に重要なため、分析機能を強化する必要がありました。 プロセス工学マネージャのTom Roblin氏は以下のように述べています。「当社は、粒子形状が積層製造のパフォーマンスに直接影響し、お客様が正確な粒度分布と球状形態を有する高品質な製品を求めていることを認識しています。手動顕微鏡と電子顕微鏡を使用して、自社製品の定量チェックを実施していますが、統計学的に代表的なサンプルの定量的データを提供できる技術が必要でした。」 

 
技術チームは、大量の粒子を分析可能な自動化された光学画像処理プラットフォームが必要なことを認識していました。 また、自動的に粒子のサイズと形状の分布を定量化できる画像分析機能も必要としていました。 さらに、Roblin氏は以下のように説明しています。「私たちは、当社の要件を満たすことのできる3つのプラットフォームを特定していました。 これらのプラットフォームには、2種類の動的画像処理システムと、Malvern Panalytical製のMorphologi 4 静的画像処理システムがありました。動的画像処理システムは、大量のサンプルを分析できますが、Morphologi 4が提供する鮮明で高品質な画像の方が当社にとって重要であり、より一貫した結果も提供されました。」

Morphologi 4は、当社の噴霧合金粉末の粒子形状の定量測定に使用されています。 この測定装置に投資することで、当社の現在のプロセスと製品を評価し、改善することができます Morphologi 4は、積層製造だけでなくその他多くの製品に対してもさまざまな用途がありました。 「また、この測定装置により、Wall Colmonoyの積層製造に適した新たな粉末を開発することができます。 当社にとって、鮮明な画像、定量分析、および一貫した結果を提供する貴重な装置です。」とRoblin氏は述べています。
 

図1: Morphologi 4は静的画像解析により粒子サンプルの詳細な形態学的説明を提供するため、サンプルと処理の両方を詳細に理解することができます。