CNA³クロスベルト分析装置
鉱石の流れを監視するための継続的なオンライン元素分析
採掘された鉱石の選鉱は、多くの採掘作業にとって不可欠な要素ですが、使用される技術のコストが高いため、収益性に大きな影響を与える可能性があります。
鉱石のリアルタイム分析により、組成の変化を考慮してプロセスを調整できるため、選鉱コストを削減できます。これにより、低品位またはアップグレード不可能な鉱石の不必要な処理が回避され、ダウンストリームプロセスに最適なブレンドを生成できるため、月あたり数十万ドルを節約できます。直接出荷鉱石(DSO)の場合、リアルタイム監視により一貫した品質が確保され、課徴金も回避されます。
Malvern Panalyticalは、リアルタイムの元素分析、鉱物組成分析、水分監視の装置を提供しており、これらを組み合わせることで鉱石品質の全体像を把握できます。また、リアルタイムの粒子径分布測定や廃水監視用機器も提供しています。これらのオプションの詳細については、以下をご覧ください。
元素分析
元素組成のリアルタイムプロセス制御には、プロセスの初期段階で鉱石の選別が含まれます。これにより、鉱石の種類や最終的な商品にかかわらず、下流の選鉱プロセスから低品質のフィードを除外できるため、効率が向上し、コストを削減することができます。
Malvern Panalyticalでは、パルス高速熱中性子活性化(PFTNA)技術を使用して、コンベアベルト上で元素分析を直接行う装置を提供しています。鉱物組成分析装置と組み合わせて使用すると、プラントマネージャーは鉱石品質の全体像を把握できます。
鉱物組成分析
コンベア上の鉱物含有量をリアルタイムで監視することで、次のような大幅なコスト削減を実現できます。
- 選鉱プロセスで使用される酸の量を削減
- 全粘土含有量を正確に測定することにより、ヒープリーチングパーコレーション速度を改善
- 浮選プロセスを最適化する際に、貴重な脈石鉱物に関する情報を提供します。
Malvern Panalyticalは、鉱物組成の完全な分析を可能にする近赤外線(NIR)装置を提供しています。元素組成分析装置と組み合わせて使用すると、プラントマネージャーは鉱石の品質を完全に理解できます。
粒子径監視
インシテックシリーズ
リアルタイムの粒子径分布分析により鉄鉱石選鉱の効率を向上
鉱物を最大限に分離できるかどうかは、粉砕された鉱石の粒子径の最適化に加え、表面特性(ゼータ電位)や鉱石の複雑さなどを考慮することによって決まります。
Malvern Panalyticalは、鉱物の分離と回収率を向上させるために、リアルタイムの粒子径監視装置を提供しています。
鉱山廃水の監視
採掘作業からの廃水に含まれる元素を、リアルタイムで監視することは、現場を長期的に持続可能にし、環境フットプリントを最小限に抑えるために不可欠です。
Malvern Panalyticalは、廃水中の微量の有毒金属やその他の元素をリアルタイムで検出できる装置を提供し、環境被害を防ぐための即時措置を講じています。また、凝集プロセスのパフォーマンスを監視し、効率的な電荷中和を保証するために、オンラインゼータ電位分析装置も提供しています。
